当講座の特徴
4つの特徴
多岐にわたる精神医学の一通りの領域をカバー
精神医学は、小児期から老年期まで、そして統合失調症、うつ病、双極性障害、不安症から認知症を含む器質性症状性精神障害や発達障害や摂食障害や依存症まで、非常に広大な領域をカバーしています。さらに、ゲーム障害のように新しい精神障害も加わり患者数の急増につながっています。この広大な領域を含む精神医学は、社会的な重要性の認識が高まる一方で、未知の領域が大きく現在も進化途上の学問です。併発診断の多い精神疾患の診療をする上では、これらの多様な精神疾患を診断・治療する能力を兼ね備えていなければ一人一人の患者さんについて併発診断も含めた正確な診断ができず治療が不十分になってしまいます。
浜松医科大学は、人口約360万人の静岡県で唯一の大学医学部であるという特性を生かして、静岡県内と愛知県東部を中心とした30ほどの多様な関連病院と連携をとることで、上述のような、小児期から老年期まで、精神科救急や急性期から慢性期や地域医療まで、そして統合失調症、うつ病、双極性障害、不安症から認知症を含む器質性精神障害や発達障害や摂食障害や依存症まで、非常に広大な領域をカバーする医療体制あるいは医師・心理士を養成する体制を構築しています。
児童思春期精神医学の充実
当講座は、本学附属病院精神科神経科を基幹施設として、独立行政法人国立病院機構天竜病院児童精神科、聖隷三方原病院精神科、メンタルクリニック・ダダ、ダダ第2クリニック、静岡県立吉原林間学園診療所との子どものこころ専門医研修施設群を構成してます。さらに浜松市子どものこころの診療所や静岡県立こども病院こころの診療科とも医師派遣や連携体制を構築しています。
本学附属病院精神科神経科では、児童専門外来や発達障害専門外来や摂食障害専門外来を設け、また入院でも摂食障害や発達障害を中心に、多くの児童思春期症例の治療を行っています。
研究領域では、自閉スペクトラム症や注意欠如多動症を中心とした発達障害の脳画像研究や臨床試験で国内外をリードする研究成果を挙げています。また、本学子どものこころの発達研究センターや児童精神医学講座そして大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学大学院連合小児発達学研究科と連携して、児童思春期精神医学領域の質の高い幅広い研究体制を実現させています。
本学附属病院精神科神経科では、児童専門外来や発達障害専門外来や摂食障害専門外来を設け、また入院でも摂食障害や発達障害を中心に、多くの児童思春期症例の治療を行っています。
研究領域では、自閉スペクトラム症や注意欠如多動症を中心とした発達障害の脳画像研究や臨床試験で国内外をリードする研究成果を挙げています。また、本学子どものこころの発達研究センターや児童精神医学講座そして大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学大学院連合小児発達学研究科と連携して、児童思春期精神医学領域の質の高い幅広い研究体制を実現させています。
専門性が高く特色の強い臨床
浜松医科大学附属病院は、高度な質の高い医療を実践し、またそうした医療を実践できる医師を養成する大学病院である一方で、地域医療における中核病院としての役割を兼ね備えています。そのため、電気けいれん療法やクロザリル治療などの難治性症例の治療体制に加えて、超低体重症例から治療可能な摂食障害医療、児童思春期症例、発達障害の専門的診断や治療、20名以上の心理士を揃える体制で実現させている認知行動療法を中心とした専門的な精神療法体制による難治性強迫症や外傷性精神障害の治療体制を実現させています。医師や心理士の派遣を行いながら密な連携体制を構築している関連病院とも役割分担を図りながら、効率よく幅の広い多くの症例の治療に当たっています。
脳画像研究や臨床試験の領域で国内屈指の実績
浜松ホトニクスとの共同体制に基づいたPositron emission tomography(PET)やfunctional MRI(fMRI)、MR-spectroscopy(MRS)などを組み合わせたマルチモダリティ脳機能・分子イメージング研究による精神疾患や発達障害の病態研究、そして、実績豊富な浜松医科大学臨床研究センターとの連携による自主臨床試験や医師主導治験によって国内外をリードする研究成果を挙げています。こうした実績に基づき、2016年から2021年にかけては、講座主任の山末が旧帝大や理化学研究所などの24の国内主要研究機関施設からなる日本医療研究開発機構の脳科学研究戦略推進プログラムや臨床研究治験推進事業においての代表研究者・領域代表を務めました。
詳細は「研究活動」「研究内容」もご覧ください。
詳細は「研究活動」「研究内容」もご覧ください。