VOICE
01
結婚・出産を機に浜松医大へ。
自身の経験を臨床現場に生かす。
Y先生
2020年入局
入局を決めた理由・講座の魅力
他県の大学を卒業して、同じ大学の精神科で研修課程を修了しました。その後、結婚を機に浜松市に転居し、出産。育児をしながらどう仕事に復帰するか悩んでいたところ、出会ったのが浜松医大の女性医師支援センター(現在の医師トータルサポートセンター)でした。その縁で当講座に入局しましたが、希望通り子育てを優先しながら仕事をさせてもらっており、非常に感謝しています。
また浜松医大では摂食障害の入院治療に携われたり、心理師の充実により神経症圏の患者さんへ踏み込んだ治療ができたりと、母校では得られなかった機会に恵まれ、精神科医としていくつもの新しい発見がありました。
現在は日本精神神経学会認定精神科専門医の取得を目指して、仕事に子育てに奮闘中です。
また浜松医大では摂食障害の入院治療に携われたり、心理師の充実により神経症圏の患者さんへ踏み込んだ治療ができたりと、母校では得られなかった機会に恵まれ、精神科医としていくつもの新しい発見がありました。
現在は日本精神神経学会認定精神科専門医の取得を目指して、仕事に子育てに奮闘中です。
現在の仕事
浜松医大では、入院や外来治療、特に周産期メンタルヘルスに関わってきました。精神疾患を合併した妊婦さんが無事に出産して笑顔で退院したり、産褥期に精神疾患を発症し育児がままならない状態となっても、治療により問題なく育児ができるようになった姿を見るのは、医師としても同じ母としてもかけがえのない喜びです。
妊産褥期は精神的に不安定となりやすく、安心して妊娠、出産ができる環境が整うことは少子化対策にもつながると考えています。少子高齢化は、ここ浜松のような地方都市では地域の大きな課題です。中核病院の医師として、今後は少子化対策も視野に入れた周産期メンタルヘルスも考えていきたいと思っています。
妊産褥期は精神的に不安定となりやすく、安心して妊娠、出産ができる環境が整うことは少子化対策にもつながると考えています。少子高齢化は、ここ浜松のような地方都市では地域の大きな課題です。中核病院の医師として、今後は少子化対策も視野に入れた周産期メンタルヘルスも考えていきたいと思っています。
ワーク・ライフ・バランスについて
精神科診療において、まず、なるべく自分自身のメンタルヘルスを保つよう極力努力しています。また治療がうまくいかないときは、自分と患者さんとの間で何が起こっているのか「気付く」ことが大切で、その点でもいったん仕事を離れ、一人になれる時間が不可欠です。子育てしながらではなかなか難しい面もありますが、前述の通り子育てを優先させてくれる職場の仲間に協力してもらいながら、ピアノや音楽鑑賞といった趣味の時間も持つようにしています。
精神医学とは、自分自身とも向き合う学問でもありますが、子育てを経験してそれをより顕著に感じました。生涯、研鑽を積むことのできる有意義な学問だという認識を新たにしています。
精神医学とは、自分自身とも向き合う学問でもありますが、子育てを経験してそれをより顕著に感じました。生涯、研鑽を積むことのできる有意義な学問だという認識を新たにしています。
MESSAGE
精神科は一般的な精神科診療だけでなく、他科と関わる機会の多いリエゾン、児童精神、司法精神医学など、幅広い選択肢がある興味深い科だと思います。